英語力ゼロで留学するってどうなの?英語力なしだった留学経験者のリアルなお話

留学

私は留学前、「留学は楽しみなんだけど、英語あんまり喋れないし、頼りにしていた人たちはもちろん現地にはいないし、本当にやっていけるのか自分..?」と、不安すぎて留学前に5kgも痩せてしまいました(笑)

 

これから留学をする/留学を考えている人の中にも、↓のような不安を抱えている人がいるのではないでしょうか。

「ずっと夢だった留学ができることになった!・・・はいいんだけど、英語が話せないんだった。。なんだか不安になってきた。。」

「留学したいけど、英語力ゼロで留学するとどうなるのかな?」

 

・・・などなど、留学って楽しそうな半面、いざ留学するとなると不安にも感じますよね。

 

そんな状況で留学した結果、何が起きたのか?英語力ゼロでの留学でも大丈夫なのか?について経験談を交えて回答したいと思います!

私の留学時の英語レベル

私が留学時にどれくらい英語ができなかったかと言うと、、

・そもそも外国人と英語で会話という経験があまりなかった
・英文法ぐちゃぐちゃで何を言ってるのか人に伝わらない時がしばしばある
・頭の中で日本語→英語に翻訳しないと口から英語が出てこなかった
・TOEFL 510点 (TOEICは700点。。)←これでは留学先で講義についていくのは難しい

実は私、あまり英語の勉強というものが好きではなく、交換留学の試験に受かるためだけにTOEFLの勉強を3カ月ほど集中的にやっていた程度でしたので、TOEFL試験ではある程度の点数(ギリギリですが。。)は取れました。

しかし!その後の大学が開催する留学前講座で英語でA4一枚分程のレポート書くという課題では、赤ペンで真赤っかにされて、「What does it mean?」と書かれてしまうほど、全然伝わらない英語レベルでした。。

留学後に自分で見返した時は、過去の自分が書いた文章が意味不明で恥ずかしくて、その紙をすぐに捨ててしまうほど酷かったです(~_~;)

英語力ゼロでの留学生活で何が起きたか?

英語力ゼロという辛さ

私の留学の目的は、英語ではなく、人間的に成長することなんだ!と意気込んで留学に臨んだものの、いざ留学生活が始まると、やはり英語力は基本中の基本だったんだな。。と後悔することになりました。

さて、どんな事が英語力ゼロの私を待ち受けていたのでしょうか?

 

・・・それは、「自己嫌悪に陥る苦しみ」です。(笑)

 

英語ができないせいで、最初は友達がなかなかできない…というか相手にされないですし、会話の中にいても自分は笑っていることしかできないし、大学の講義の内容も全然分かりませんでした。

 

同じ留学先だった日本人の男の子も、周りが黒人のアメリカ人しかいない、黒人歴史系の授業を受講していたのですが、英語が苦手なせいでグループワークの仲間になかなか入れてくれなくて、しんどい思いをしていると聞いていました。

 

…そんなこんなで、ファーストセメスターは結構苦しくて、「そろそろ日本に帰りたーーい涙」と内心思っていました。

辛さをバネにしてみた

ファーストセメスターが終わりに差し掛かった頃、日記を書きながら、「このまま苦しい、きつい、と思い続けてても何も変わらないなー。私、この半年で何か変われたかな?」と一人反省会を始めました。

当たり前のことかもしれませんが、自分は苦しみ落ち込んでいるだけで前に進めていなかった事に気付いたのです。

 

私の悩みは、下記3つでした。

①英語が苦手な事 (授業についていけない)
②アメリカにいるのに自分の殻に閉じこもったままになっている事(殻を破る事が留学の目的)
③アメリカ人の友達が少ない事 (PALが機能していない。詳細は下に書きます。)

そこで、次のセメスターでは悩みに対してどう対処したらいいのか考えて、実際に行動に移してみることに。

私が実際に行動したことは、↓の3つです。

①’ 英語のチューターを探してみた

正しく英語を話す機会を増やすためには、友達を作る他に、英語のチューターもいてくれたら、間違った英語を正してもらえるしいいのでは?と考えました。

英語のチューター制度なんてオプションがあるという話を聞いたことはありませんでしたが、とりあえず大学内にあった、留学生の支援をしてくれるインターナショナルプログラムセンターに問い合わせてみました。

すると、何人かチューター候補の学生を探してくれて、その中でも一番安くて同じ大学に通っている人へチューターをお願いし、毎週構内の図書館で英会話ができることになりました!

当初は有料との話を伺っていたのですが、1回目の英会話の後にお金を渡そうとすると、お金はいらないよ、と言ってもらえたので、いい人に当たったなー、行動してよかったな、と感じました。

 

②’ ギターの授業を取ってみた

なぜギターかと言うと、このギターの授業で単位を取るためには、期末試験として大学内のオープンスペースで弾き語りが必須だったからです・・・!

私は全くのギター初心者であり、全く知らない人達がいる前で、(しかも英語で!)弾き語りをするとなると、これはもう自分の殻を破らざるを得ないやつだ!と確信しました。(笑)

弾き語り発表は、完ぺきにはできなかったけれど、アメリカ人の友人・色々な国の留学生の友人・知らないアメリカ人達は、私のギターに合わせて一緒に歌ってくれたり、演奏後にハグしてくれたりして、とても温かく応援してくれました。

これが日本だと、「下手なくせによく路上ライブとかできるよな?」と言った冷たい視線を浴びてしまったと思いますが、アメリカ人は頑張る人に対してはまずは応援してくれる文化があるようです。

とても緊張しましたが、自分の殻を破ってみて、「知らない人達がいる前で弾語りをしたんだから、もうこれから何でもやれそうだ!」という度胸と自信がつきましたし、予想外に人の温かみにも触れられて、アメリカ留学中で一番いい思い出になりました。

 

③’-1 新しいPALを探してみた

交換留学生に対して一人ずつ割り当てられるPAL(お世話をしてくれるアメリカ人学生)という制度があるのですが、他の日本人交換留学生のPALは、色々なレストランやカフェに連れて行ってくれていました。

しかし私のPALは多分お金目当てでやっているだけだったようで、1回目のオリエンテーションで話したっきり。。そこからはコンタクトが一切なく、自分は全く周りに恵まれていないと環境のせいにしてしまっていました。

なので、後期では思い切って「PALを変えて下さい」とインターナショナルプログラムセンターにお願いしてみると、あっさりと変更してもらう事ができました!

新しいPALは、私を家族ぐるみで演劇に連れて行ってくれたり、PALお気に入りのレストランに連れて行ってくれたり・・・とても良くしてくれるアメリカ人に恵まれました。

前期のうちに、他人を羨む前にお願いしておけばよかった・・・と悔やまれますが、思い切ってPALを変えてもらえて本当によかったです。

 

③’-2 日本語クラスのボランティアを始めてみた

私の留学先の大学では日本語クラスがあり、日本語クラス受講者と言う事は日本語が好きな学生が多いはずだ!と考え、日本人の先生にお願いしに行きました。

この日本人の先生は、日本人留学生には厳しいらしい…!という噂を聞いていたので、ビビりながらダメ元でT先生のオフィスへお願いをしに行ったのですが、塩対応ながらもOKをもらえました。

そんなこんなで日本語クラスに参加させていただけることになり、先生となるべくコミュニケーションを取るように心掛けていると、先生のトゲトゲも徐々になくなっていきました。ε-(´∀`*)ホッ

どうでもいい話ですが、留学最後には先生がご飯に連れて行って下さるくらい仲良くなれましたし、帰国した次の年、アメリカ人の友人から聞いたのですが、なんとあのトゲトゲT先生が、大学で毎年開催されるアジアフェスティバルで他の日本人留学生たち・ジャパニーズクラブのメンバーと一緒に、ソーラン節を踊っていたそうです(笑)

 

肝心のアメリカ人の友達作りに関しては、やはり日本語クラスを受講しているという事は、日本が好きな人が多いので、帰国後にも繋がってくれたり、日本に遊びに来てくれたりするような友達が数人できました。

 

ただ、日本語の宿題を手伝いすぎて、日本人の先生に呼び出されて怒られたこともありました。汗

もし留学先で同じように日本語クラスのお手伝いを考えている人がいたら、手伝いすぎには気を付けて下さい(笑)

英語力ゼロで留学に行っても大丈夫?大丈夫じゃない?

本題の英語力ゼロで留学の是非ですが、私が思う結論は、「英語力ゼロでも大丈夫だけど、英語力があった方がより有意義な留学生活を送ることができる!もし英語力を付けられずに留学に行く事になってしまって落ち込んでいるなら、行動あるのみ!」です。

理由は、英語力があれば、英語力がない人よりも留学の最初からより多くの事を吸収できるからです。

英語力がゼロだと、外国人との輪の中で笑っているだけで、周りが何を言っているのか分かりません。

もう大人になってしまった私たちは、赤ちゃんのように会話の中で多くの事を自然と学ぶ事は難しくなっています。

そのため、英語力ゼロで現地に行くと、限られた留学生活の中で、英語を理解するために単語の勉強や文法の勉強などをすることになってしまうかもしれません。

もちろん、英語力がなくても何とかなりますし、意味がない訳ではありません。

でも、実際に留学をしたいと考える人たちは、「日本ではできない、様々な経験をしてみたい!」という事に期待している人が多いのではないでしょうか?

単語や文法などの机でできる勉強は、日本にいてもできることなので、せっかくの貴重な留学期間は、その時・その場所でしか関われない周りのネイティブスピーカーや留学生たちと交流を深めたり、ハイキングやパーティーやボランティア等などのイベントに参加したりと、有限な留学生活を最大限に有意義に送るべきだと思います。

(英語のライティング能力を一番伸ばすため、又は将来は英語の先生を目指しているため、留学先で英語の講義を受講する人は講義+机の勉強が大事になるかもしれません。)

おわりに

英語力の低い状態で留学に行くと、現地で苦悩を味わう事になってしまう私の実体験をご紹介しました。

やはり、留学は英語力があった上で行けたらより多くの友達もできますし、友達ができるとご飯を食べに行ったり、様々な場所へ一緒に出掛けたり、大学構内でバイトができたり、英語が喋れない人よりも経験できる幅が広がり、より楽しく、有意義な留学生活を送ることができます。

 

留学先で楽しむ時間を増やすためにも、これから留学を考えている人は是非単語や文法等の基本的な英語の勉強に加えて、スカイプ等での格安英会話や英語カフェなどを利用して、留学前にできるだけ英語を話せるようになってしまいましょう!

 

既に留学始まってるけど、英語喋れなくて悩んでいるんだよ!という方は、自分の留学の目的・目標をもう一度改めて考えてみて、ゴールから現状までの乖離をどう行動したら埋められるのか?を考えて、実際に一つ一つクリア(行動)してみてください!

そうすると、私がそうだったように、いい経験がたくさんできる、有意義な留学生活に変わってきますし、自分に自信もついてくるはずです。

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