高い費用と時間をかけてする留学、、その価値に値するメリットはあるのでしょうか?
私自身、アメリカに2回(1ヶ月の短期が1回と、10ヶ月の交換留学が1回)留学したことがあるので、今回は、その中で感じたアメリカ留学のメリット・デメリットについてご紹介します。
留学のメリット
まずはメリット4つです!
1. 英語力をアピールできるようになる
私が一番留学のメリットに感じているのが、これです。
就活でも、英語力は強みになりますし、実際に社会に出てからも、外資系や英語が公用語としている某会社などでない限り、意外と英語を抵抗なく使える人は少ないです。
特に古い日本の大企業は狙い目なのでは?!と思います。
私も古い日本の大企業に勤めているため、周りのおじさん達の中で英語が喋れる人がおらず、新人であってもグローバル案件を任せてもらえたり、海外出張に行かせてもらえたりしました。
ただ、近年、英語を喋れる人は増えてきていますので、なるべく早く英語力をつけた方がいいかも?!
さて、留学に行ったからといって、英語力が伸びるかどうかは本人次第ですが、やはり英語力を伸ばす環境は抜群に整っています!
例えば、アメリカの大学の場合、校内にライティングセンターや、スピーキングセンターがあり、そこでボランティアのアメリカ人学生が正しい英語を教えてくれます。
積極的に利用すれば、正しい英語力を早く伸ばすことができるはずです。
また、全員が英語を話す環境なので、積極的に友達作りをすれば、常に英語を使う機会を作れますので、外国人と躊躇なく会話できるようになるでしょう。
☟英語が使える仕事を探すヒントを書いています。

2. 国際感覚が身につく
国際感覚というのは、言動のことです。
お国柄にもよるのですが、例えばアメリカだと、助けてほしい時は「助けて」、分からない時は「分からない。」、いらない時は「いらない」と、はっきりものを言わないと、ほんっとーに伝わりません。
言わなくても分かってくれるという日本人の阿吽の呼吸なんてもの、一切ありません。
また、交換留学を受け入れている大学は、様々な国から留学生が来るので、色んな国の人と関わることができます。
留学先以外の人とも関わることで、色々な国の人の特徴を感じることができますよ。(偏見を持ってはだめですが。)
現在私はIT企業でグローバル案件を担当しているのですが、この感覚があるためか、仕事で外国人のお客様と話していると、社内の人から、「ペコと話してる時、なんか外国人のお客さん嬉しそうだよね」と言われるので、他の人よりも外国人のお客様に受け入れてもらいやすくなっているのかもしれません。
3. 自信と根性がつく
留学は基本的に一人で行くものだと思うので、現地では何でも自分で責任を持って行動しなければ、あなたの代わりに積極的に助けてくれる人は、基本的には誰もいません。
そんな中で、しなければいけない日々のタスクや事務手続きを一つ一つ全部自分でこなす必要があります。
例えば、私のエピソードとして、留学初期に一人でニューヨーク旅行にチャレンジをしたのですが、ニューヨークまで到着後、お恥ずかしながら、地下鉄の切符の買い方が分かりませんでした。。
そこで、窓口のような所に黒人の迫力のあるおばちゃんがいたので、どうやって地下鉄乗るんですか?って聞くと、、、
早口でぶわーっと説明してくれたのですが、なにしろまだ留学初期だということもあり、私は、、「な、なにを言っているのか分からない。。」状態でした(涙)
なので、「もう一度ゆっくり喋ってくれませんか?」って聞くと、「お前、英語分かんないんだから誰か違う人に助けてもらえや。」と言われてしまいました。。
だけど周りに人がいなかったので、私はおばちゃんに食い下がり、「いや、案内とかするのが仕事なんじゃないんですか。もう一回言って。」と言ってみました。
しかし、まーったく聞く耳持たず。アメリカは移民の国なので、外国人だとしても英語が喋れるのが普通だと思ってるのですね。
傷つきましたが、そこで一人落ち込んでても何も解決にならないので、周りを見渡して見つけた人に聞くと、優しく教えてくれて、やっと地下鉄に乗ることができました。
こんな感じで、留学すると傷ついたり、落ち込んだりと、壁にぶち当たることが多々あると思います。
でも!
そんな困難を乗り越え続けていると、自信と根性がついてきますし、この先何か困難なことが起こった時も、あの時頑張れたからまた頑張れると思える日が来るはず!
若い時に困難をたくさん乗り越えると、必ず将来の糧になります。留学中はつらいなーと思っていたことも、今では経験できて本当によかったな、と思えます。
4. 食の好みが変わる?!
また、これは私だけかもしれないのでおまけなのですが、個人的にはもう一つメリットがありました。
それは、、魚が好きになったことです。
留学中、毎日の食事はキャンパス内の学食でした。
アメリカの内陸の大学の学食だからか、魚メニューは基本的にゼロ!ピザにフライドチキンに油ギトギトの野菜炒めにアイスクリームに。。という感じ。
そのため、ほぼ一年間魚を食べることがありませんでした。
そんなに食べないと、逆に魚が食べたい!と思うようになりまして、帰国後、家族が寿司屋に連れて行ってくれたのですが、もうそれが美味しくて美味しくて。。
今では魚好きで、市場に行って魚を買いに行くまでに。好きすぎて、↓記事にしてしまいました(笑)
なので、魚嫌いを克服したい人は、アメリカ内陸に留学することをおすすめします(^o^)
留学のデメリット
デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
4つのデメリットをご紹介します。
1. 費用が高い
以前の記事でも私の留学費用を公開したのですが、交換留学ですら、10カ月で約300万円かかりました。
私費だとさらに留学先の大学にも学費を払う必要があるため、より高額になるでしょう。。
費用対効果はどうなのか?自分が留学する目的は何なのか?よーく考える必要があると思います。
2. 留年の可能性
交換留学など、様々な制度がありますので、留年せずに留学することは可能ですが、自分で留学費用を貯めてなど、いろいろな事情があり、卒業を伸ばさなければ留学できない、という場合もあると思います。
私の場合は、親を説得するのに1年もかかってしまったため、卒業も1年延びてしまいました。
留年すると、それだけさらにお金がかかりますので、費用を考えるとデメリットになるでしょう。
☟就活の面では、留学で留年したとしても、英語力をアピールできるので全く影響ないです。留学留年経験者が下記に理由を書きました。

3. 太る?!
私も含め、周りの留学した女友達は100%太っていました。(笑)
アメリカに行った私の場合は+10kg、同じ大学に留学していた子は+7kg、、、、
私は今までの人生で太ったことがなかったので、アメリカでも太らないだろうと思っていたのですが、見事に太りましたね。
なぜなら1枚200kcalのクッキーを毎日5枚食べていたからです、はい。大学内にあるジムにも行ってたんだけどなー。
そんなアメリカはよく肥満大国と言われますが、日本と同じアジア、韓国に留学したA子も+10kg太ったそうです..!
しかし、帰国後は特にダイエットもせず、母のご飯を食べていると、自然に7kg減量できました。
あれっあと3kg、、と思いますが、それくらいは健康的でいいかな、と。(笑)
また、同じ留学先だった香港人の友人も、帰国後半年後くらいにテレビ電話したところ、パット見分かるほど、痩せてアゴがシュッとなっていました。恐るべしアメリカ、、いや留学、、?
これから留学する人も食生活には注意してください!
4. 日本にいる恋人と別れるリスクが高まる
日本に恋人がいる人は、しばらく遠距離になってしまいます。
その間に留学して色々な経験をしているあなたは、価値観が今までと真逆になってしまうかもしれません。
私の場合はそうで、留学前の私は社会に出て働くという自信がなく、「早く結婚して仕事はしたくないなー。やっても事務かなー。」という考え方でした。
当時3年間付き合っていた彼の考え方も、「そんなに頑張らないで卒業したら結婚して、家にいたらいいやん」という感じ。
しかし、留学で様々な困難を自分で乗り越えていく中で、「あ、私も実は他の人と同じように、頑張ればできるんじゃないか?」と思うようになりました。
そのため、もはや彼との価値観が合わなくなり、気持ちも離れ、お別れすることになってしまいました。
留学中にアメリカまで遊びに来てくれたし、中学から知っている人で結婚するとまで思っていたのですが、それでもダメな時はだめになってしまうのですね。涙
もちろん、遠距離でも続く人は続くんですけどねー。
人によるとは思いますが、そんなリスクもあるかも?ということでした。
おわりに
留学をするにはメリット、デメリットがありますが、私は留年してまで留学したことを後悔したことは一度もありません。
メリットがデメリット以上のものになると思いますので、もしも今あなたが留学を迷っているとしたら、是非留学して、留学しないとできないことをたっくさん経験してきてほしいな、と心から思います。
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