日本語では、「~によると」と言いたい時は一つの言い方でOKですが、英語で「~によると」「~によっては」と言おうとすると、according to, based on, depending on の3つが思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。
日本人の私たちは学校で、according to, based on, depending onはどれも「~によると」という意味だとテストのために覚えさせられましたよね。
でも、本当はこの3つには、それぞれ違いがあるのですが、ニュアンスの違いまで理解して使えるように教えてくれる先生は少ないのではないかと思います。
そこで今回は、この3つの「~によると」、’according to’, ‘based on’, ‘depending on’の違いを例文を交えてご説明します!
‘According to’ の使い方
according toは、事実や、誰かが言ったことを伝えたい時に使います。
例えば…
・According to my mom, people should eat breakfast everyday.
(母によると、我々は毎朝朝食を食べるべきだそうです。)
➡母が言った事を引用している。
・According to the newspaper, it will be sunny today.
(新聞によると、今日は晴れるそうです。)
➡新聞に書いてあった事を言っている。
・According to Darcie, Kyoto is the best place to visit in Japan.
(ダーシーによると、日本に行くなら京都に行くべきだそうです。)
➡ダーシーが言った事を引用している。
‘based on’ の使い方
based onは、自分の論点に説得力を持たせるための根拠を示す時に使います。
例えば…
・Based on what she told me, it’s pretty clear that they don’t want to come to the party.
(彼女が私に言った事から考えて、彼らはパーティーに行きたくないことは明らかでした。)
<論点>彼らはパーティーに行きたくなさそうだった。
<根拠>彼女が言っていたから。
・Based on the result, the team is better than others.
(その結果によると、そのチームが他のチームよりも優れていることが分かりました。)
<論点>そのチームが他のチームよりも優れている。
<根拠>結果が出ているから。
・Based on what I read in my textbook, we should try to save and protect earth resources.
(教科書を読んで、私たちは地球の資源を節約し、守っていくべきだと感じました。)
<論点>私たちは地球の資源を節約し、守っていくべき。
<根拠>教科書に書かれていたから。
‘depending on’の使い方
depending onは、状況次第で行動や結果が変わってくる時に使います。
例えば…
・My reaching time depends on the traffic.
(私の到着時間は、交通状況によります。)
➡到着時間は、交通状況によって時間通りになるかもしれないし、遅れるかもしれない。
・I will go swimming in the sea tomorrow depending on what the weather will be like.
(天気によっては、明日海へ泳ぎに行きます。)
➡晴れていたら海に泳ぎに行くし、雨だったら海には泳ぎに行かないかもしれない。
・I can eat two to three steaks, depending on how big they are.
(大きさによっては、私は2,3枚のステーキを食べることができます。)
➡ステーキが大きすぎたら1枚しか食べられないけど、そこまで大きくないステーキだったら、2,3枚は食べられる。
まとめ
“according to”は、誰か/何かが言っていたことを伝えたい時に使う!
“based on”は、自分の論点に説得力を持たせるために、根拠を示す時に使う!
“depending on”は、状況によって行動が変わることを伝えたい時に使う!
日本語では「~によると」のニュアンスまで考えて使うことはないので、慣れるまでなかなか使い分けは難しいと思いますが、是非意識して使い分けの練習をしてみてください!
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