ビジネスでは、英語で電話をする時、相手や自分の名前や会社名を聞いたり、伝えたりする必要がありますよね。
英語圏の名前ですら、同じ音でも綴りが違うことがあります。また、特にインド人の名前(インドの大統領の名前:Ram Nath Kovind)など、英語圏の人ですらスペルを聞かなければ理解できない事も多々あります。
そのため、相手のスペルを聞き取れない事を恥ずかしく思う必要は全くありません。遠慮なく、ガンガン「どんなスペル?」と、聞いちゃいましょう!
また、電話だけではなく、Face to Faceの会話であっても、相手が話していて聞き取れなかった英単語や、自分が話していて聞き取ってもらえなかった英単語などがあった時は、スペルを伝えると一発で相手に伝わりますし、相手が教えてくれた場合も一発で理解できますよね。
そんな便利なスペルを聞く・伝える表現ですが、意外とパッと出てこない人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はスペル(綴り)を相手に聞く・相手にスペルを伝える英語表現をご紹介します!
相手にスペルを聞く英語表現
英語では、スピードが大事なので、一番使えるのは・・・
‘How do you spell?’
です。
日本人は、’Could you tell me how to spell your name, please?’など、丁寧に言おうとする人も多いかもしれません。
しかし!打合せなど、限られた時間の中でご丁寧に時間をかけてゆっくり言うのは、逆に失礼かも?!
ビジネスでも’How do you spell?’、これだけでOKです。
これだけでいいと言ってしまいましたが、他の表現もありますので、ご紹介します。
- Could you please spell your name?
(お名前のスペルを教えていただけますでしょうか?)
- Could you please spell your company name?
(貴社名のスペルを教えていただけますでしょうか?)
- How do you spell your name?
(お名前のスペルを教えていただけますでしょうか?)
- How do you spell your company name?
(貴社名のスペルはどうやって書くのでしょうか?)
- How do you spell the word?
(その単語のスペルはどのようなものでしょうか?)
相手にスペルを伝える英語表現
相手にスペルを聞かれたら、↓のように、英単語で伝えたいアルファベットを伝えます。
‘(伝えたいアルファベット) for (as in) (頭文字が伝えたい英単語).’
<例>
- M for (as in) McDonald’s.
(マクドナルドのMです。)
- N for (as in) November.
(11月のNです。)
- P for (as in) potato.
(ポテトのPです。)
- T for (as in) tomato.
(トマトのTです。)
間違って伝わりやすい主なアルファベットたち
どのアルファベットとどのアルファベットがよく間違われやすいのか知っておきましょう!
間違えられやすい組合せ | 伝え方の例 |
NとM | N for November |
M for McDonald’s | |
PとTとD | P for potato |
T for telephone | |
D for December | |
SとF | S for superman |
F for February | |
BとV | B for basketball, baseball |
V for victory, vacation, visitor |
以上がよく間違って伝わってしまうアルファベットなので、相手にスペルを聞かれる前に、上記の単語については自分から相手にスペルの説明をしながら伝えると丁寧ですし、間違いがなくなるでしょう!
相手に伝りやすい、代表的な英単語たち
間違って伝わりやすいアルファベットについてご紹介しましたが、それ以外のアルファベットでも聞き取れない・聞き取ってもらえない時があるかもしれません。
そのため、他のアルファベットに関してもパッと英単語でアルファベットを伝えられるようになっておきましょう♪
以下は一例です。短くて誰でも知っている単語が思いついたら、何でも使ってOKなので、色々使ってみて下さい^^
A | apple, April, actor | N | November, night, next |
B | baseball, ball, baby | O | ocean, October, olive |
C | cake, car, campus | P | pants, party, picture |
D | desk, day, December | Q | queen, quiz, question |
E | email, earth, English | R | radio, report, reading |
F | future, February, family | S | superman, salad, safe, |
G | game, green, gentle | T | tax, tomato, teacher |
H | happy, handle, heaven | U | university, universal, useful |
I | idea, ice, internet | V | victory, vacation, visitor |
J | Japan, juice, job, | W | world, wallet, woman |
K | kitchen, keep, king | X | -(※) |
L | life, lemon, lesson | Y | yellow, young, you |
M | magic, map, magazine | Z | zero, zoo, zone |
※「X」には、難しい単語が多いので、あえてここでは挙げませんでした。
「X」はそのまま「X」と言えば伝わります。
繰り返して相手に確認する
電話越しに聞いた相手の名前や会社名を、あなたの会社のシステム等に登録するような場合、正確に記録する事が大事になってきますよね。
なので、最後に繰り返して相手とスペルの確認をしましょう!
- Let me check your name. You are Mr. Smith, Superman-magic-idea-tax-human. Am I right?
(あなたの名前を確認させてください。あなたはスミスさん、スーパーマン-マジック-アイデア-タックス-ヒューマン、でよろしいでしょうか?)
- Let me repeat your name, Mr. Smith, Superman-magic-idea-tax-human. Am I right?
(あなたの名前を繰替えさせてください。あなたはスミスさん、スーパーマン-マジック-アイデア-タックス-ヒューマン、で間違いないでしょうか?)
スペルは大事な情報ですので、躊躇せずに確認までするようにしましょう!
コメント