100万年以上かけて砂や石が堆積されたり、Flash flood(集中豪雨の後の災害)によって削られたりして、完全に自然の中で形作られてきたAntelope Canyon。その光景は写真ですら「どうなってるの?!」となる圧巻さです。
そんなアンテロープキャニオンツアーに参加する時は、今でもFlash floodによって命を落とす可能性があるため、ツアー前にサインをする必要があります。。
そんな危険を承知の上、いざAntelope Canyonに行ってみよう!となった時に、Upper Antelope CanyonかLower Antelope canyonどちらに行くべきか迷う人は多いのではないでしょうか。
同じアンテロープキャニオンなのですが、実はそれぞれ違った特徴があるんです。
今回は、アンテロープキャニオンは何が危険なのか?また、それぞれの特徴って?という疑問にお答えしたいと思います。
アンテロープキャニオンの危険性
アンテロープキャニオンに行きたいと思う人を、わざわざ怖がらせなくていいじゃない?と思うかもしれませんが、行く以上、どのような危険性があるのかということは知っておくべきだと思うので、あえてこの話題を出しました。
さて、冒頭でもお話ししましたが、アンテロープキャニオンは雨風で長年にわたり蓄積された土の壁に、Flash floodsが流れ込んだりした結果、形成された峡谷です。
今でもそんなFlash flood(直訳では鉄砲水!)が流れ込んでくる可能性もないわけではないのです。
実際に、残念ながら1997年の8月にガイド以外のツアー参加者11名がFlash floodにより亡くなってしまいました。
Flash floodは、集中豪雨により発生するものであるはずですが、なんと、その日はアンテロープキャニオンでは雨が降っていなかったのです。
豪雨が降っていたのは、、約25キロも離れた場所でした。。
ちなみに、生き残ることができたガイドさんは、流されないように何か出っ張りを掴むことができたため、生き残れたようですが、服も靴も全部流されてしまうほどの強さの水だったそうです。。
こんな危険もある場所ですので、雨の日は絶対に避けて行きましょう。
アッパーアンテロープキャニオンの特徴
では、いざ行くことになったら、アッパーとロワーどちらに行ったらよいのでしょうか?
まずは一般的に有名なUpperについてですが、歩く部分は広いため、Lowerよりは進みやすいです。
また、Upperは天井が高いためLowerよりも暗めで涼しく、天井部分は狭くなっているため、↓の写真のように、太陽の位置によっては太陽光が綺麗に入ってくるところを見ることができます。
そう、Upper antelope canyonはより映えるのです。
デメリットとしては、、
・Lowerよりも40$くらいツアー参加費が高くなる
・天井が高く狭くなっているため、Lowerより暗め
(朝10時から午後1時が一番明るい時間)
・Upperは人気なため、事前予約が必須
こんな感じです。
ロアーアンテロープキャニオンの特徴
Lowerの方は、Upperとは違い、天井が開けているため、明るく、Upperよりは暑く感じます。
また、Lowerは道が基本的に狭く(時には人ひとり通るのがやっとな所も。)、階段を上って進んで行く場所もあるので、よりアドベンチャー感を味わうことができます。
あまり急な階段の上り下りなどしたくないという方には、そこがデメリットかもしれませんね。
ツアーの予約ですが、基本的にLowerの方のツアーは予約が取りやすいです。
私が行ったのは2016年で、予約なしで現地まで行ってしまいましたが、普通に参加できました。
でも、念のため事前に予約しておいた方が確実だと思います。
まとめ
フォトジェニックを狙いたい、安定した広い道を進んで行きたい人はアッパー、
よりアドベンチャー感を求める人にはロワーがおすすめ。
私は大自然が好きで、冒険したい人ですので、ロワーで大満足でした。
写真も、ロワーはやはり狭いので同じツアー参加者がどうしても映ってしまいがちですが、上の方など映せば(笑)気になりませんでした。
しかし、やはりフォトジェを狙うなら、アッパーはフォトジェニックツアーなどあるようなので、アッパーに行くべきだと思います。
どちらにせよ、アンテロープキャニオンには行ってよかったなーと本当に思える場所でした。
自然が好きな方には特に、おすすめな場所です!
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