「near」と「close」は、日本語にするとどちらも「近い」になりますが、この二つの英単語はどのようにして使い分けたらいいのでしょうか?
どちらでも使える時
物理的な距離を表したい時は、「near」も「close」も同じように使われます。
<例1>
◎My house is close to your house.
◎My house is near your house.
(私の家はあなたの家の近くです。)
☞「〜の近くに」の意味で“close”を使う時は、”close to”で使いましょう!
<例2>
◎Which office is closer?
◎Which office is nearer?
(どちらのオフィスの方が近いですか?)
<例3>
◎How far is the closest hospital?
◎How far is the nearest hospital?
(最寄りの病院までどれくらいですか?)
☞「近い病院」と言いたい時は、「near hospital」とは言わず、「nearby hospital」と言うか、「一番近くの」という意味で上記のように「the nearest hospital」になります。
「Close」しか使えない時
「Close」は、主に人と人との良い関係性を表す時に使います。
<例>
◎Emily is my close friend.
(エミリーは私の中のいい友人です。)
◎My sister is closer to my brother than me.
(私の姉は、私よりも弟と仲が良いです。)
その他の「close」の使い方
◎I have been close to death many times.
(私は何回も死にかけた(死に近づいた)ことがあります。)
◎Stay close to me.
(私から離れないでね。)
◎The chairperson brought the meeting to a close.
(議長は会議を終了させました。)
◎Close!
(惜しい!)
☞海外ドラマを見ているとよく出てきます。例えば悪者を銃で撃とうとしたけど、結果惜しくも当たらず逃げられてしまった時、「(It was) So close!」(惜しかった!)と言います。
「Near」しか使えない時
◎We will work together in the near future.
(私たちは近い将来、一緒に働くことになります。)
◎I made a near miss.
(ニアミスをしてしまった。)
◎I see something in the near distance.
(近くに何か見える。)
☞上記はすべて「close」で使うことはできません。これを機に、熟語として覚えてしまいましょう♪
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