英語の上達に英単語・文法の勉強がいらない説はウソ?!基礎が大切な理由とおすすめの勉強法

英語

英単語の勉強や、文法の勉強って正直楽しくないですし、面倒くさいですよね。。

「基礎の勉強をしている時間なんてない!」とか、「早く英語を話せるようになりたいだけなんだ!」などなど。。

そんな風に考えている時に、「英単語や文法の勉強は必要ない!机上の勉強よりも、どんどん話した方がすぐ英語を話せるようになる!」というような事を言われると、「じゃあ、そんな面倒くさい基礎の勉強なんてやめちゃおう♪」となってしまいますよね。

 

でも、本当は英単語や文法って大事で、基礎なしでいきなり話そうとすると、英語の上達は逆に遅くなってしまうんです。

私は社内で朝活として、仕事で英語を使わないといけないのに英語が苦手な人向けに、英語を教えています。

今回は、英語を教えている経験から、英単語・文法の勉強が大切な理由と、特に英語に苦手意識を持っている英語学習初心者の方に向けて、おすすめの勉強法をご紹介します。

英単語と文法の勉強が大切な理由

基礎勉強なんて、楽しくないから勉強したくないし、どんどん話した方が効率よく英語を上達できるのではないか?と考えてしまう人は、多いかもしれません。

私は実際に、社内の生徒の皆さん(大体TOEICスコアが400点前後)に英語を教えていますが、やっぱり最初は「早く話せるようになりたいから、文法とかやりたくない」と言われていました。

やりたくないと言うなら、、と、じゃあ、みんなでテーマを決めて、話してみましょうか、という事になりました。

すると、みなさん英語の順序がぐちゃぐちゃですし、英単語も思っていたよりも忘れていたようで、全然出てこない状況でした。

英語をとにかく話しても、頭の中に入っている知識の範囲でしか表現はできないものです。

そのため、話す練習だけを続けると、自分の知識の範囲内ではパッと英語が出てくるようになりますが、それ以上の上達はほとんど見込めなくなってしまいます。

「ネイティブなどと英語を話していれば、相手から表現を教えてもらえるから、上達はするでしょ!」と反論したくもなるかもしれません。

でも、相手から直接習うと言っても、時間がすごく限られてきますし、英単語や文法の事でメモを取ったり、説明を聞いたりしていると、あっという間に英会話教室の時間は終わってしまうでしょう。

英会話は、アウトプットができるいい機会にはなりますが、英会話で新しく習う知識の量は、本で英会話と同じ時間自分で勉強できる単語や文法の量と比べて少なくなります。

例えば、通勤電車の30分間だけでも、単語帳だと、100個くらい目を通すことができます。

気合を入れて見なくても、繰り返し見る事が記憶には大切なので、英語と日本語をパッパッパッと見ていく程度で意外と覚えられます。

もしあなたが基礎に自信がないと感じているとしたら、英会話の時間を減らして、その分基礎固めの時間を増やしてみましょう。

すると、英会話で基礎知識の事を気にしないでよくなるので、より自然な表現だとか、発音だとか、英会話で学べる内容が広がりますよ。

人間は忘れてしまう生き物

英会話をしていることに満足していませんか?

ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスは、「人間は忘れてしまう生き物」だという事を証明しています。

エビンハウスの忘却曲線というものがあるのですが、人間の記憶はなんと覚えた20分後には約50%が消え、翌日には約70%もの記憶が消えてしまう事が分かっています。

記憶力の良い人・悪い人っていますよね。でも実は、記憶がなくなる割合に個人差はないそうです。

じゃあ違いは何なのかと言うと、復習をしているかしていないか?です。

そのため、英会話で習った事も、メモを取って、何回も復習しなければ、覚えたほとんどの記憶は消えて行ってしまうのです。

 

覚えても、使えないと意味がないので、アウトプットももちろん大事です。

しかし、まずは英単語と文法の基本的な知識というベースがないと、いきなりアウトプットしてもすぐに行き詰ってしまいます。

なので、いきなり英会話で基礎まで一緒に学ぼうとするよりも、まずは一度情報量の多い単語と文法の教材を2周くらいして基礎固めした方が効率がいいのです。

英単語と文法のおすすめの勉強法

おすすめの勉強法は、一冊の単語帳・文法の参考書をやり切る事です!

と言っても、仕事をしていたり、バイトをしていたりと色々忙しいと、単語帳に文法書に、2冊をやり切るのって難しいですよね。

どちらも勉強するのが一番いいのですが、優先順位を付けるとしたら、文法書の方を先に勉強することをおすすめします。

理由は、文法書からも今まで忘れていた単語の復習や、知らない単語にも少なからず出会うからです。

忙しくて時間がない人は、まずは文法書をやりきるようにしましょう!

基礎の基礎が学べる、おすすめの文法書

基礎の基礎をもう一度復習するのにおすすめの文法の参考書は、東進ハイスクール講師の大岩先生が出している、「もう一度!中学英文法(音声DL付)」です。

私が通っていた英会話教室でも、初級クラスの授業で使われていて、英会話教室の先生もいい教材だと言っていました。

文法書って、難しくてスッと頭に入ってこない事が多いのですが、この本は、英文法の重点が分かりやすくまとめられていて、短期間で読めてしまいます。

さらに、各セクションの後には練習問題も付いているので、自分の苦手な所も知る事ができて、とても効率よく中学英文法の復習ができてしまいます。

文法の参考書でも、英会話の練習ができる!

この参考書を使いながら、英語を話す事につなげるとしたら、3つ工夫できることがあります。

  1. 書いてある英文を何も考えずに20回ずつ呟く
  2. 例文にない問題を自分で作って、すぐに英語にできるかテストする
  3. オンライン英会話等、英語が得意な人に正しい発音を教えてもらう

1.書いてある英文を何も考えずに20回ずつ呟く

お風呂に入りながらでも、着替えながらでも、料理しながらでもいいので、その日に出てきた自分が使えるようになりたいと思った英文を選びます。

その英文を、脳みそに無理やり覚えさせるイメージで、何も考えずにその英文がパッと出てくるようになるまで20回くらい繰り返し呟きます。

すると、実際の英会話の時に、日本語⇄英語の変換なしで、サラッとその表現が出てくるようになります。

例えば、「Thank you.」と言いたい時に、頭の中で「えーと、日本語でありがとうは、、、英語でThank you.・・・だよな。」という風に変換しなくても、自然と「Thank you.」と言う言葉が出てきますよね?

そんなイメージで、自然と英語が出てくるように、頭に叩き込んでしまえば、「英語を話せる人」に少しずつ近づくことができます♪

2.例文にない問題を自分で作って、すぐに英語にできるかテストする

これは、瞬間英作文と言って、日本語の文章をすぐに英語に直すという英語のトレーニング方法です。

英語の勉強では、ゆっくり考えてゆっくり話してもいいですが、実際に英語ネイティブの人と会話をする時は、聞いたことは即理解して、それに対して即返さなければ、会話として成り立たないですよね。

瞬間英作文は、そんな実際の英会話で即反応できるようになるために、効果的な練習方法です。

最初は文法書の練習問題をじっくり考えて答えを書いていくといいと思いますが、一旦答え合わせまで終わったら、今度は、その英文を3秒以内に言えるかどうか自分にテストするようにしてみて下さい。

最初は言えないかもしれませんが、最初からできなくても全く気にする必要はないです!

何回か練習を繰り返すうちに、3秒以内に言えるようになるものです。

瞬間英作文ができるようになった表現は、次から英語での会話の中で使う場面がきた時に、すぐに言えるようになっているはずです!

3.オンライン英会話等、英語が得意な人に正しい発音を教えてもらう

さらに文法書を使って効率的にスピーキングにつなげる方法は、英語ネイティブなど、英語の発音が得意な人に正しい発音を教えてもらうことです。

すると、文法書の内容の復習にもなりますし、発音矯正もすることができます。

英会話では、「相手に伝えたい!」という気持ちが一番大事だったりしますが、やっぱり文法も発音もいい方が、相手に理解してもらえやすいです。

オンライン英会話って、予約とか面倒くさいですよね。でも、ネイティブキャンプだと、自分が好きな時に5分間だけなど、忙しくてもレッスンを続けやすいので、おすすめです。
(もちろん、まとまった時間のレッスンを受ける事もできます!)


おすすめの単語帳

文法の参考書ができたら、単語帳もすることをおすすめします!

ボキャブラリーが多ければ、英会話で知らない単語が出てきて英会話の流れを止めてしまうことも少なくなりますし、リーディングでも、辞書を引く回数が少なくなります。

おすすめは、「DUO 3.0」です。

現代英語の重要単語1600語と重要熟語1000語が凝縮されているため、一冊で基本的な単語も熟語もマスターできる、基礎固めにおすすめの単語帳です。

この単語帳は、米国の大学教授3名を含む15名のネイティブと共に完成された「暗記する価値のある英文」が盛り込まれています。

単語帳から生きた英語を学べるので、早く英語を話せるようになりたい!と考える人にとって、やる価値のある一冊なのではないでしょうか。

この1冊だけやり切って、TOEICの点数が300点ほどアップしたという人もいました。

おわりに

今回は、英語を話せるようになるためには、ボキャブラリー・文法という基礎知識の大切さと、おすすめの勉強法をご紹介しました。

英語を話す時に大切なことは、相手の言う事が分かって、自分の言いたい事も伝わる事なので、文法は気にしすぎなくても大丈夫です。

しかし、単語も文法も正しく使えた方が得るコトが多いですし、よりスムーズにコミュニケーションを取る事が出来ます。

参考書を使ってベースの基礎知識を固めて、効率よく英語が話せるようになりましょう!

 



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